Googleの口コミが届いたとき、「何を書けばよいかわからない」「毎回考えるのが大変」と感じていませんか。返信が必要だとわかっていても、言葉が浮かばずそのまま放置しているお店は少なくありません。
AIに「店名・業種・口コミの内容」の3点を伝えるだけで、そのまま使えるレベルの返信文が数分で出てきます。この記事では、コピーしてすぐ使えるプロンプト(AIへの指示文)と、業種別の返信例文をセットで紹介します。
- AIへの指示に「店名・業種・口コミ本文」の3点を入れるだけで下書きができる
- ポジティブな口コミには感謝と具体エピソード、ネガティブな口コミには謝罪と改善策を入れる
- 送信前に「事実の誤り・謝りすぎ・雰囲気のズレ」の3点を確認する
なぜ口コミ返信が集客に効くのか
口コミへの返信を続けると、Googleが「活発に営業している店舗」と判断し、地図や検索での表示に好影響が出やすくなります。
返信があると見込み客の印象が変わる
Googleマップで店を調べる見込み客は、口コミの内容だけでなく、オーナーの返信も読んでいます。「この店はお客様に丁寧に対応しているか」「クレームにどう向き合っているか」を返信から判断する人は多くいます。
同じ価格帯・立地の2店を比較したとき、口コミに返信があるほうが「丁寧な印象を持った」と感じる人が多い傾向があります。返信が1件でもあると「スルーしない店」という印象を与え、初回来店のハードルが下がります。
また、口コミを書いた既存のお客様にとっても、返信は「自分の声が届いた」という体験になります。再来店の動機づけとして機能することがあります。Googleの口コミを増やす声かけの方法については、Googleの口コミを増やすお願いの仕方(例文付き)にまとめています。
返信が後回しになる3つの理由
口コミへの返信が後回しになるのは、サボっているからではありません。次の3つが重なっています。
- 何を書けばよいかわからない:「ありがとうございます」だけでは薄い気がして、何を足せばよいか迷う。
- 毎回ゼロから考える必要がある:口コミの内容は毎回違うため、テンプレートそのままでは使えず、書き直しが発生する。
- 時間がかかる:忙しい営業時間の合間に文章を考えるのはハードルが高い。
AIを使うと、この3つをまとめて解決できます。叩き台を出してもらい、1か所だけ自分の言葉に直すだけで完成する流れにすれば、1件あたり3〜5分で対応できます。
AIで口コミ返信を作る基本の4ステップ
AIへの指示文に「店名・業種・口コミ本文」の3点を入れるだけで、そのまま送れる水準の下書きが出てきます。

ステップ1:AIツールを開く
スマホのブラウザで「ChatGPT」または「Claude」と検索し、公式サイトにアクセスします。Googleアカウントでログインすれば無料で使えます。パソコン・スマホどちらでも使えますが、Googleビジネスプロフィールの管理画面と並べて作業しやすいスマホがおすすめです。
初めて使う場合はアカウント登録が必要です。Googleアカウントがあれば数クリックで完了します。登録後は無料プランでも口コミ返信の作成には十分な機能があります。
ステップ2:指示文をコピーして貼り付ける
下記の枠内の文章をそのままコピーし、AIのチャット画面に貼り付けてください。【 】の中身だけ自分の情報に書き換えます。
【店名】:〇〇〇〇 【業種】:〇〇(例:整体院、美容室、カフェ、税理士事務所) 【口コミ内容】:(届いた口コミをそのまま貼り付ける) 上記の口コミへの返信文を日本語で作成してください。 ・丁寧すぎず、親しみやすい自然なトーンにしてください ・100〜150文字程度でまとめてください ・感謝の言葉と、口コミの具体的な内容に触れた一文を必ず入れてください
このプロンプトを入力すると、業種名と口コミ内容を踏まえた自然な返信文が出てきます。「整体院」なら体のことに触れた言葉が、「カフェ」なら料理や雰囲気に触れた言葉が自動的に入ってきます。
ステップ3:出てきた文章を読み返す
AIが出した返信文を声に出して読みます。「普段のうちのお店の言葉になっているか」を確認します。1か所だけ、自分のお店らしい言葉に書き換えると、オリジナル感が出ます。
たとえば、AIが「またのご来店をお待ちしております」と書いた場合、「ぜひまたいらしてください」に変えるだけで印象が変わります。全体を書き直す必要はなく、1か所変えるだけで十分です。
ステップ4:Googleビジネスプロフィールに貼り付けて送信
Googleマップで自分の店を検索し、「口コミ」タブから該当の口コミを選択します。「返信する」ボタンを押して文章を貼り付けます。送信前にもう一度全体を読み返してから投稿してください。
状況別・コピペで使えるプロンプト例
口コミの内容によってプロンプトを少し変えると、より的確な返信文が出てきます。
ポジティブな口コミへの返信プロンプト
嬉しい口コミへの返信は、感謝・具体への言及・再来店への一文の3点を入れます。
【店名】:さくら整体院 【業種】:整体院 【口コミ内容】:「肩こりがひどくて初めて来ましたが、施術後にすごく楽になりました。先生も丁寧に話を聞いてくださり、また来たいと思います」 上記の口コミへの返信文を日本語で作成してください。 ・お礼の言葉と、「肩こり」という具体的な悩みに触れた一文を入れてください ・再来店をお待ちしているという気持ちを自然な形で入れてください ・100〜150文字程度でまとめてください
返信例(AIの下書きを1か所編集後):
さくら整体院です。初めてのご来院にもかかわらず、肩こりが楽になったとお知らせいただき、とても嬉しいです。お体のことは何でもお気軽にご相談ください。またつらくなったときも、ぜひいらしてください。お待ちしております。
ネガティブな口コミへの返信プロンプト
改善を求める口コミへの返信は、謝罪・具体的な改善策・再来店への誠意の3点をセットで入れます。謝罪一辺倒にならず、「次は変わった姿を見てもらいたい」という前向きな一文を加えるのがポイントです。
【店名】:まちかどカフェ 【業種】:カフェ 【口コミ内容】:「混んでいたのに30分待たされて、スタッフの対応も冷たかった。せっかく来たのに残念でした」 上記の口コミへの返信文を日本語で作成してください。 ・ご不便をおかけしたことへのお詫びを最初に入れてください ・「待ち時間」と「スタッフ対応」の2点について改善に取り組む姿勢を入れてください ・押しつけがましくなく、誠実なトーンでまとめてください ・120〜160文字程度でまとめてください
返信例(AIの下書きを1か所編集後):
まちかどカフェです。長いお待ち時間とスタッフの対応でご不快をおかけし、大変申し訳ございませんでした。お客様のご意見をスタッフ全員で共有し、受付の段取りと接客の改善に取り組みます。またの機会にぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。
短い一言口コミへの返信プロンプト
「また来ます!」「よかったです」のような短い口コミには、シンプルなお礼返信で十分です。長々と書くと逆に不自然に見えることがあります。
【店名】:山田美容室 【業種】:美容室 【口コミ内容】:「いつもお世話になっています。また来ます!」 上記のような短い口コミへの返信文を作成してください。 ・感謝の言葉と、次回もお待ちしているという一文を入れてください ・70〜90文字の短い返信でまとめてください
返信例(AIの下書きを1か所編集後):
山田美容室です。いつもご来店いただき、ありがとうございます。またお会いできるのを楽しみにしております。次回もよろしくお願いいたします。
- ポジティブ口コミ:感謝+口コミの具体的な内容への言及+再来店への一文
- ネガティブ口コミ:謝罪+改善策2点+前向きな締めくくり(責任転嫁しない)
- 短い口コミ:シンプルなお礼+次回への一言(長文は不自然)
業種別・すぐ使える返信例文
業種ごとに使いやすい表現の型があります。下記の例文は、店名と担当者名だけ変えればそのまま使えます。
整体院・接骨院・マッサージ
「症状への言及」「継続的なサポートの姿勢」「また来てほしいという一言」を入れると信頼感が出ます。
〇〇整体院です。腰のお痛みでご来院いただき、施術後に楽になったとのことで嬉しいです。体の状態は日によって変わることもありますので、またつらい時はお気軽にご相談ください。次回もしっかり対応いたします。
美容室・ヘアサロン
「仕上がりへの言及」「担当者名(あれば)」「次回予約への一言」を入れると個人感が出ます。
〇〇美容室です。ご来店いただき、ありがとうございます。仕上がりに喜んでいただけて、担当もとても嬉しいです。次のスタイルのご相談もお気軽にどうぞ。またのご来店をスタッフ一同お待ちしております。
カフェ・飲食店
「料理やドリンクへの言及」「また来てほしいという気持ち」を入れると温かみが出ます。メニューの名前が口コミに書いてあれば、必ずそこに触れます。
〇〇カフェです。ランチをお楽しみいただき、ありがとうございます。手作りにこだわっているので、そのようにお声がけいただけると励みになります。またのご来店を心よりお待ちしております。
個人サロン(エステ・ネイル・まつ毛)
担当者名を入れると個人店らしい温かみが出ます。施術部位への言及も効果的です。
〇〇サロンの〇〇(担当)です。初めてのご来店でご満足いただけたとのこと、嬉しいです。次回もお気軽にご要望をお聞かせください。またのご来店をお待ちしております。
税理士・行政書士・士業
「ご依頼内容への言及」「継続的なサポートへの姿勢」が信頼感を高めます。次回のご依頼につながる一文を自然に添えます。
〇〇税理士事務所の〇〇です。確定申告のご依頼をいただき、ありがとうございます。お役に立てて光栄です。来年のご依頼や年度中にご不明な点が出た際も、お気軽にご連絡ください。引き続きよろしくお願いいたします。
AIで作った返信文を使う前のチェック3点
AIが出した返信文を送る前に、3つのポイントを確認してください。

チェック1:事実と異なる記述が入っていないか
AIは口コミの内容から文章を生成しますが、お店の実情と違う表現が入ることがあります。よくあるパターンは次のとおりです。
- 「毎日営業しております」→ 実際は火曜定休のケース
- 「スタッフ全員でご対応いたします」→ 1人で営業しているケース
- 「完全予約制でご対応しております」→ 予約なしでも来店できるケース
返信文に事実と異なる情報が入っていると、Googleマップで調べた見込み客が混乱します。数字・営業情報・スタッフ数に関わる表現は必ず実情と照合してください。
チェック2:謝りすぎになっていないか
ネガティブな口コミへの返信でAIが過度に謝罪する文章を出すことがあります。「誠に申し訳ございませんでした。大変ご不便をおかけしました。重ね重ねお詫び申し上げます」のように謝罪が続くと、逆に問題を大きくしているように見えます。
お詫びは一度だけ、あとは改善策と今後の姿勢を中心に書く構成に直してください。謝罪を重ねると「反省はしているが行動が変わらない店」という印象を与えることがあります。
チェック3:お店の言葉づかいに合っているか
AIは無難で丁寧な文章を出す傾向があります。普段「ありがとうございます!」と感嘆符を使うお店なら、AIが出した「ありがとうございます。」を自分流に変えてください。逆にシックな雰囲気のサロンなら、カジュアルすぎる表現を格調ある言い回しに書き換えます。
AIの文章を「ひな型」として使い、雰囲気の調整を1か所行うだけで、お店らしい返信文になります。
AIをお店のブログ原稿の作成に使いたい場合は、お店のブログをAIに書いてもらうときに失敗しないチェック項目も参考にしてください。公開前に確認すべき7つのポイントをまとめています。
よくある質問
AIで作った返信文をそのまま使ってもGoogleに問題はありませんか?
Googleのポリシー上、AIが生成した返信文を使うこと自体に問題はありません。ただしスパム的な内容や事実と異なる記述は規約違反になる可能性があります。本記事のチェック3点を守れば、規約上の問題はほぼ起きません。
無料のAIで作れますか?有料プランが必要ですか?
ChatGPTもClaude(クロード)も無料プランがあり、口コミ返信の作成には十分です。1日数件の口コミを処理するなら無料で問題なく使えます。有料プランは返信の質をさらに上げたい場合や、長文が必要な場合に検討してください。
プロンプトを毎回入力するのが手間です。楽にする方法はありますか?
プロンプトのテンプレートをスマホのメモアプリに保存しておき、使うたびにコピー&ペーストするだけにするのが最も簡単です。【店名】と【業種】はあらかじめ埋めておき、【口コミ内容】の部分だけ毎回差し替える形にすると、入力作業が1ステップで終わります。
英語の口コミに日本語で返信してもよいですか?
日本語で返信しても問題ありません。ただし外国語の口コミには、同じ言語か英語で短い返信を添えると読んでもらいやすくなります。AIに「日本語と英語の両方で短い返信文を作ってください」と指示すると、まとめて両方出てきます。
返信してもGoogleマップに反映されません。どのくらい時間がかかりますか?
Googleビジネスプロフィールの返信は、送信後すぐに反映される場合と、数時間〜1日程度かかる場合があります。Googleの内容確認が入ることもあります。24時間経過しても表示されない場合は、Googleビジネスプロフィールのヘルプページを確認してください。