開業したばかりの店がまずやる集客3ステップ

開業したばかりの店がまずやる集客3ステップ

開業直後にやること3つ

開業したばかりの店がまずやるべき集客は、Googleビジネスプロフィールの登録・Instagramの開設・最初の口コミ獲得の3つです。資金も時間も限られている開業直後にこそ、成果が出やすい順番で行動することが大切です。この記事では、開業初日から1〜2週間のうちにやっておくと集客の土台が整う3ステップを、具体的な手順で解説します。

ステップ1:Googleビジネスプロフィールを最初に登録する

開業直後に取り組む集客3ステップ:Google登録・SNS開設・口コミ獲得の流れ

Googleビジネスプロフィールは、Googleマップや検索結果に店舗情報を表示するための無料サービスです。「近くのカフェ」「○○駅 美容院」といった地域名での検索で上位に表示されるために欠かせない仕組みで、開業直後に最も優先して取り組むべき集客手段です。

登録の手順(3ステップ)

Googleアカウントにログインした状態でブラウザに「Googleビジネスプロフィール」と入力して公式ページを開き、「今すぐ開始」をクリックします。次に、店舗名・業種・住所・電話番号・営業時間を入力してビジネスカテゴリを選択します。最後に、はがきか電話による住所確認(認証)を行うと地図への掲載が完了します。認証に数日かかる場合があるため、開業前日には登録を始めておくことをすすめます。

登録後に優先してやること

登録直後は写真を最低5枚アップロードしましょう。外観・内装・看板メニュー・スタッフの写真があると、検索した人がクリックしやすくなります。営業時間と定休日を正確に入力しておくことも必須です。「水曜定休」なのに情報が未設定だと、来店しようとした人が無駄足を踏みます。

口コミ機能は登録直後から有効になります。最初の口コミは、来てくれた知人や家族に「Googleに書いてもらえませんか」と直接頼むのが最も現実的な方法です。口コミが5〜10件集まると検索順位が上がりやすくなり、知らない新規客が来店し始めます。口コミの集め方の詳細はGoogleの口コミを増やすお願いの仕方(例文付き)で解説しています。

口コミURLをQRコードにして準備する

口コミを依頼しやすくするために、ビジネスプロフィールの管理画面から「口コミをもらう」→「リンクをコピー」で専用URLを取得しましょう。このURLをQRコードにしてレシートや名刺に印刷しておくと、口頭で頼まなくても書いてもらいやすくなります。スマートフォンのカメラでスキャンするだけで口コミ投稿ページが開くため、来店してくれた知人から最初の1件を集めるハードルが格段に下がります。

  • Googleビジネスプロフィールは開業前から登録を始める(認証に数日かかる)
  • 写真5枚以上・営業時間・定休日を最初に設定する
  • 口コミURLのQRコードをレシートや名刺に入れておく

ステップ2:Instagramを開業と同時に始める

個人店・小規模店の集客でInstagramが効くのは、「来店前にお店のイメージを確認できる」という役割を果たすからです。Googleマップでお店を見つけた人は、次にほぼ必ずInstagramを検索します。アカウントが存在しない、または最終投稿が数か月前という状態では「本当に営業しているのか」と不安を持たれてしまいます。

投稿より先にプロフィールを整える

最初にプロフィールの設定を完成させましょう。プロフィール写真には店のロゴか外観写真を使い、アカウント名は店名と一致させます。プロフィール文には「業種・最寄り駅・営業時間・予約方法」の4つを入れます。URLには予約サイト・公式LINE・WebサイトのどれかひとつのURLを設定します。

プロフィール例:「恵比寿駅2分の美容院。カット・カラー・縮毛矯正。10〜20時(水定休)。ご予約は公式LINEへ」

プロフィールが整ってから、開業初日に「本日オープンしました」の告知投稿を1枚上げます。告知投稿は知人がシェアしてくれるきっかけにもなり、開業時に最も拡散されやすい投稿です。

開業1週間目の投稿スケジュール

最初の1週間は「どんな店か」が伝わる投稿を3〜5枚アップロードします。外観・内装・看板メニュー・施術中の写真・スタッフ紹介などが候補です。ハッシュタグは地域名と業種を掛け合わせたもの(例:#恵比寿美容院 #渋谷ネイル #目黒カフェ)を必ず入れましょう。地域タグを使ったハッシュタグの選び方については小さなお店のハッシュタグの選び方で詳しく解説しています。

ストーリーズを開業初日から毎日投稿する

ストーリーズは「今日来る理由」を作る機能です。「今日の営業中です」「本日のメニューはこちら」といった30秒で作れる投稿でかまいません。開業初日からストーリーズを毎日上げる習慣をつけると、フォロワーに「アクティブな店」として認識され、来店のきっかけが増えます。フォロワーがまだ少なくても、来てくれた人・来ようか迷っている人との接点として機能します。

フィード投稿は週2〜3回・ストーリーズは毎日を目安に、両方の役割を使い分けましょう。フィードは来店を迷っている人が確認する「店の名刺」として、ストーリーズは「今日行こう」という後押しとして機能します。

  • プロフィール設定(業種・場所・営業時間・予約方法)を投稿より先に完成させる
  • 開業初日から毎日ストーリーズを投稿する習慣をつける
  • フィードは週2〜3回「店の名刺」として質を意識する

ステップ3:最初の来店客からリピートと口コミをもらう

開業直後の集客で最も費用対効果が高いのは、既存のつながりを活かすことです。知人・家族・以前の職場の同僚など、開業を知っている人を最初の来店につなげ、そこから口コミとリピートの流れを作るのが、開業初期に最短で軌道に乗る方法です。

開業告知を「来てほしい人に直接伝える」

SNSに開業告知を発信するだけでなく、来てほしい人に直接メッセージを送りましょう。「近くに来ることがあればぜひ立ち寄ってください」という形で個別に送ると、多くの人が気にかけて来店してくれます。開業1週間目に30〜50人に個別連絡するだけで、最初の来客数が大きく変わります。SNSの投稿を見ていない人でも、直接メッセージには反応してもらえます。

来てくれた人を公式LINEでつなぐ

開業直後に来てくれた知人やお客様を公式LINEに登録してもらうことが、リピートへの最短ルートです。「次回のご予約・新メニューのご案内はLINEからどうぞ」と案内し、友だち追加QRコードをカード形式で渡すと登録率が上がります。登録してくれた人には1〜2週間後に「先日はありがとうございました。またお待ちしています」と一言送るだけで、再来店を意識してもらえます。美容サロンでのLINE活用の詳細については美容サロンがリピーターを増やすLINE活用法も参考にしてください。

最初の1週間でGoogleの口コミを集める

来てくれた人に「Googleに感想を書いてもらえると助かります」と正直にお願いすることが、口コミを集める最も現実的な方法です。ステップ1で用意した口コミURLのQRコードを渡すと、帰り道にスマートフォンから書いてもらいやすくなります。最初の口コミは「この店は信頼できる」というシグナルになり、まったく知らない新規客の来店ハードルを大きく下げます。

3ステップを実行する優先順位とスケジュール

開業前〜2週目の集客スケジュール:4段階のタイムライン図

3つのステップを実行する順番と目安のタイミングを整理します。

開業2週間前〜開業前日:Googleビジネスプロフィールの登録(認証に数日かかるため早めに)。Instagramのアカウント開設とプロフィール設定。口コミURL・QRコードの準備。公式LINEアカウントの開設。

開業初日〜3日:Instagramに「本日オープン」の告知投稿(外観・看板・メニュー写真で3〜5枚)。知人・関係者への個別告知メッセージ(30〜50人)。ストーリーズ毎日投稿のスタート。

開業1〜2週間:来店してくれた人への公式LINE登録案内とQRコード配布。口コミ依頼(来てくれた人全員に)。Instagramのフィード投稿を週2〜3回ペースで継続。

2週目以降:GoogleビジネスプロフィールのQ&Aセクションに自分で質問と回答を登録する(「駐車場はありますか」「予約は必要ですか」など)。口コミが5件以上になったらInstagramのプロフィールに「Google口コミ多数」の一言を追加する。

開業直後によくある集客の失敗

開業後に集客がうまくいかない店に多く見られる失敗が3つあります。早めに対策することで、軌道に乗るまでの期間を短くできます。

失敗1:チラシや広告を先に出してしまう
Googleビジネスプロフィールが未設定でInstagramが0投稿の状態でチラシを配ると、気になった人がGoogleマップやInstagramで調べた時に「何もない店」と判断されてしまいます。チラシ・広告は「調べられても来店したくなる状態」を作ってから使いましょう。

失敗2:SNSを「落ち着いてから始める」と後回しにする
開業直後の「新しい店ができた」という情報は、時間が経つほど広まりにくくなります。開業の熱量がある時期を逃さないために、プロフィールは開業前日・告知投稿は開業初日に公開することをすすめます。Instagramのプロフィールから予約につなげる仕組みについては個人店がInstagramから予約につなげる導線の作り方も参考にしてください。

失敗3:口コミを「自然についてくるもの」と思っている
お客様は満足していても自発的に口コミを書く人は少数です。「書いてください」とお願いして初めて書いてもらえます。「押しつけがましいのでは」と遠慮せず、正直に「書いていただけると助かります」と伝えましょう。最初の5〜10件を集められるかどうかが、その後の集客の差になります。

よくある質問

開業前からInstagramを始めても大丈夫ですか?

むしろ開業前から始めることをすすめます。「〇月〇日オープン予定」「準備中の様子」といった内容で開業前から発信すると、オープン前からフォロワーを集めることができます。開業初日に誰もいないアカウントよりも、すでにフォロワーがいる状態で開業した方が初日の来客につながりやすくなります。

GoogleビジネスプロフィールとInstagramはどちらを先にやるべきですか?

Googleビジネスプロフィールを先にすることをすすめます。認証に数日かかるため、開業前から着手しないと開業初日に地図に表示されません。Instagramはプロフィール設定だけなら数時間で完了するので、Googleの認証待ち期間中に並行して設定するのがおすすめです。

口コミをお願いするのは迷惑ではないですか?

お願いすること自体は問題ありません。ただし、来店直後に満足してもらえた場面でお願いするのが自然です。「よかったらGoogleに感想を書いてもらえると助かります」と正直に伝えるだけで、多くの人は応じてくれます。QRコードを渡して「お時間がある時で大丈夫です」と添えると、プレッシャーを感じさせずに依頼できます。

SNS広告やチラシはいつから使えばいいですか?

GoogleビジネスプロフィールとInstagramの基盤を整えた後が適切です。口コミが5件以上・Instagram投稿が10枚以上になったら広告の効果が出やすくなります。それ以前に広告を使っても、調べた人に「情報がない店」と判断されてしまい費用対効果が低くなりがちです。

1人でお店を回しながら集客もやるのは大変ではないですか?

最初の1〜2週間だけ集中して仕組みを作れば、その後は維持するだけです。Googleビジネスプロフィールは登録後、月1回の情報確認・更新で機能し続けます。Instagramのストーリーズは1枚30秒で投稿できます。口コミ依頼はQRコードを渡すだけになります。段取りを整えれば、1日15〜30分程度での維持が可能です。

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