小さなお店のハッシュタグの選び方|届くタグで集客につなげる

小さなお店のハッシュタグの選び方|届くタグで集客につなげる

届くタグを選ぶ3ステップ

Instagramのハッシュタグは、投稿を見てもらえるかどうかの分かれ目になります。毎日投稿しているのに反応が少ない場合、タグの選び方が原因のことがほとんどです。小さなお店がハッシュタグで集客するには、フォロワー数に頼らず「今その地域でサービスを探しているお客様」に届くタグを選ぶことがポイントです。地域タグ・業種タグ・ニーズタグの3種類を組み合わせ、投稿ごとに10〜15個を使い分けるのが基本です。

  • ハッシュタグは「有名タグ」より「自分のお店に合うタグ」を選ぶ
  • 地域タグ・業種タグ・ニーズタグの3種類を組み合わせる
  • 投稿1件あたり10〜15個が目安。100万件超えの大量タグは避ける
  • 実際に検索して、見込み客が使っているタグを確認することが最短ルート

ハッシュタグが「届く」と「届かない」の違いはどこにあるか

ハッシュタグが届かない最大の理由は、競合が多すぎるタグを使っているからです。

たとえば「#カフェ」「#美容室」「#ランチ」のような大きなタグは、投稿数が数百万件を超えています。自分の投稿を公開した瞬間、1秒もしないうちに何千もの投稿に埋もれてしまいます。フォロワーが少ない段階では、まず検索結果の上位に出ることがほぼ不可能です。

一方、届くタグには共通した特徴があります。それは「投稿数が多すぎず、それでも見込み客が実際に使っているタグ」です。1万件〜10万件前後が目安で、検索したときに自分の投稿が上位に入りやすい環境が整っています。

また、ハッシュタグの目的は「フォロワーを増やすこと」ではなく「来店・予約につながる人に見つけてもらうこと」です。1,000人に届いても来店ゼロなら意味がなく、10人に届いて3人が来店するほうがはるかに価値があります。その観点でタグを選ぶと、自然と地域や業種を絞った具体的なタグが中心になってきます。

小さなお店に合うハッシュタグの3つの種類

地域タグ・業種タグ・ニーズタグの3種類を示す図解

ハッシュタグは大きく3つの種類に分けて考えると選びやすくなります。

地域タグ(エリア名を入れたタグ)

地域タグは、近くのお客様に届くための最重要タグです。「#渋谷カフェ」「#大阪美容室」「#名古屋ランチ」のように、地名とサービスを組み合わせた形が基本です。

さらに細かい地名(駅名・商店街名・○○区)を使うと、競合がぐっと減って上位表示されやすくなります。「#梅田カフェ」より「#中津カフェ」のほうが投稿数は少ないですが、その地域で探しているお客様には確実に届きます。

地名タグは都市名・駅名・エリア名の3段階で用意しておくと幅が広がります。「#大阪カフェ」「#梅田カフェ」「#中津カフェ」の3つを同時に使う形です。

業種タグ(サービス名・業種を示すタグ)

業種タグは、何をしているお店なのかを示すタグです。「#ヘアサロン」「#まつげエクステ」「#整体」「#パーソナルトレーニング」のように、提供しているサービスをそのままタグにします。

業種タグは一般的なものほど投稿数が多くなるため、なるべく具体的なサービス名を使います。「#エステ」よりも「#小顔矯正」「#ドライヘッドスパ」のほうが、そのサービスを探している人に直接届きます。

自分のお店の強みやメニューの特徴を反映したタグを3〜5個リストアップしておくと、投稿のたびに使い回せて便利です。

ニーズタグ(お客様の悩みや目的を表すタグ)

ニーズタグは、サービスの種類ではなくお客様の状態や目的を示すタグです。「#肩こり解消」「#産後ケア」「#白髪対策」「#開業準備」のような形で、お客様が抱えている悩みや達成したいことをタグにします。

ニーズタグを使うと、サービス名を知らなくてもお客様が自分の悩みで検索したときに投稿が見つかります。「整体」を知らない人も「#肩こり解消」で検索することはあります。このタグが届くと、初めてサービスを知った人に見てもらえる可能性が高まります。

  • 地域タグ:都市名・駅名・エリア名の3段階で用意(例:#大阪カフェ #梅田カフェ #中津カフェ)
  • 業種タグ:一般的なものより具体的なサービス名を(例:#エステより#小顔矯正)
  • ニーズタグ:お客様の悩みや目的をタグに(例:#肩こり解消 #産後ケア)

ハッシュタグの数と組み合わせの目安

1投稿あたり10〜15個のハッシュタグが実用的な目安です。

Instagramは最大30個まで使えますが、30個全部埋めても効果が上がるわけではありません。関係の薄いタグをとにかく詰め込んでも、アルゴリズムの評価は上がりません。むしろ投稿内容とかけ離れたタグを多用すると、見せたい相手に届きにくくなることもあります。

組み合わせの例として、美容サロンの投稿なら次のようなイメージです。

地域タグ(4〜5個):#東京美容室 #新宿美容室 #新宿南口ヘアサロン #西新宿ヘアカラー #代々木美容院
業種タグ(4〜5個):#ヘアカラー #白髪染め #イルミナカラー #カラーサロン #白髪ぼかし
ニーズタグ(3〜4個):#白髪対策 #白髪気になる #40代ヘアカラー #大人のヘアカラー

このように3種類を均等に組み合わせると、地域検索・サービス検索・悩み検索の3方向から届く投稿になります。

タグは毎回変える必要はありませんが、投稿の内容や季節によって入れ替えると、届く相手を調整できます。梅雨前なら「#くせ毛対策」「#広がり防止」を加える、夏なら「#紫外線ダメージ」を入れるといった形です。

避けるべきハッシュタグと理由

タグの選び方で失敗しやすいパターンを知っておくと、無駄を減らせます。

投稿数が多すぎるタグは避けるほうが賢明です。「#カフェ」「#ランチ」「#美容」のような1,000万件超えのタグは、投稿した瞬間に埋もれます。フォロワーが1万人以上いるアカウントでも上位表示は難しく、小さなお店ではほぼ効果がありません。

内容と関係のないタグも逆効果です。反応を増やしたいからといって「#かわいい」「#インスタ映え」「#フォローミー」などの無関係なタグを入れると、来店につながらないアカウントからの「いいね」が増えるだけで、実際の集客には貢献しません。

禁止タグ(シャドウバンになるタグ)も気をつけるポイントです。Instagramは特定のタグをスパムと判断してシャドウバンをかけることがあります。投稿に使うタグを事前に検索して、「最近の投稿」に表示されているか確認する習慣をつけると安全です。

投稿数がゼロまたは極端に少ないタグは、誰も検索しないタグのため届きません。タグを使う前に、そのタグで実際に検索してどんな投稿が出てくるかを確認してください。

ハッシュタグを選ぶ3ステップ(実践手順)

ハッシュタグ選定の3ステップ(リサーチ→投稿数を確認→セット作成)を示す図解

ここからは、実際のタグ選びを手順で進めます。スマートフォン1台で完結します。

ステップ1:競合アカウントのタグをリサーチする

同じ業種・同じエリアの人気アカウントを3〜5件探して、どんなタグを使っているか確認します。「いいね」が100〜300件前後の投稿(大きすぎず小さすぎない規模感のアカウント)のタグが参考になります。使われているタグをノートやメモアプリに書き出して、候補リストを作ります。

ステップ2:候補タグを検索して投稿数を確認する

書き出した候補タグをInstagramで実際に検索します。タグの投稿数が画面上部に表示されるので、1万件〜10万件前後のものを選びます。30万件以上になるものは一般的すぎるため外し、1,000件未満のものは検索されにくいため外します。

ステップ3:3種類のバランスを確認してセットを作る

地域タグ・業種タグ・ニーズタグが5:4:4程度のバランスになるよう、10〜15個のセットを作ります。このセットを基本形として保存しておき、投稿内容に応じて2〜3個を入れ替えて使います。1カ月に1回、反応の良い投稿のタグと悪い投稿のタグを比較して、セットをアップデートします。

Instagramのインサイト機能(プロアカウント限定・無料で切り替え可能)を使うと、各投稿の「リーチの発生元」が確認できます。「ハッシュタグ経由」でのリーチが多い投稿のタグを記録しておくと、次第に自分のお店に合うタグが絞り込まれていきます。

なお、ハッシュタグだけでなく投稿の内容・プロフィール・予約への導線も集客に大きく関わります。投稿を見てもらえるようになったら、プロフィールから予約に進む流れも合わせて整えておくと、集客効果が高まります。参考として個人店がInstagramから予約につなげる導線の作り方もご覧ください。

また、タグの選び方を改善しても投稿そのものの作り方に問題があると反応が取れないことがあります。Instagramの投稿が伸びない時に見直す3つのポイントも合わせて確認すると、総合的な改善につながります。

よくある質問

ハッシュタグは毎回変えないといけませんか?

毎回変える必要はありません。基本セット(10〜15個)を決めておき、投稿の内容や季節に合わせて2〜3個だけ入れ替える方法が効率的です。インサイトで反応を見ながら月1回ほど見直すと、徐々に精度が上がります。

フォロワーが少なくてもハッシュタグで集客できますか?

できます。ハッシュタグは「フォロワー以外の人」に届けるための機能なので、フォロワー数が少ない段階でこそ重要です。地域タグや業種タグで投稿数の少ないニッチなタグを使うと、フォロワーが少なくても上位に表示されやすくなります。

ハッシュタグは本文中に入れるべきですか?キャプションの最後に入れるべきですか?

どちらでも機能は同じです。ただし本文の読みやすさを考えると、キャプションの最後にまとめて入れるか、改行で区切って入れるほうが読みやすくなります。見栄えが気になる場合は、コメント欄に入れる方法もあります(機能は同等です)。

おすすめのタグの数は何個ですか?

10〜15個が実用的な目安です。30個全部使う必要はなく、投稿内容に関連するタグを厳選した10〜15個のほうが、ターゲットに届きやすくなります。数より「自分のお店に合っているか」が重要です。

Instagramのアルゴリズムが変わるとタグ選びも変える必要がありますか?

大きな方針は変わりません。「見込み客が実際に検索するタグを使う」という原則は、アルゴリズムが変わっても基本的に有効です。ただし、投稿後のインサイト(ハッシュタグ経由リーチ)は定期的に確認して、効いていないタグは入れ替えることをおすすめします。

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